日本の長期金利、3%の意味を考える
From:奥村尚
東京のオフィスより、、、
9月1日(火)
長期金利が、3%を超えました。
この金利3%という数字レベルは、
日本はどれだけ
ご無沙汰していたでしょうか。
ドル円レートと合わせて
みてみましょう。

1996年以来とみてとれますね。
30年ぶりです。
1996年の時点では、
金利が下降している最中で、
ドル円も上昇(円安)していました。
ちょうど10年金利が3%のとき、
ドル円レートは118円程度でした。
今は、同じ3%に達したといっても、
上昇する過程ですので、
単純には比較できませんね。
では、過去に上昇する過程で
3%に到達したことは
あったでしょうか?
…..
ありません。
いまが初めてです。
だから、余計にわからないんです。
為替が変動相場制になったのは、
1973年からです。
それまでは、終戦後に制定された
外為法という法律があって、
外貨と日本円を交換するのは
厳しく制限されていたんです。
1973年といえば
第一次オイルショックです。
翌年は、その影響で
物価上昇が20%を超えました。
物価対策として高金利政策が続き、
10年金利は、1973年以降
しばらく8%台が継続しています。
5%台に落ち着いたのは
1985年。
この年は、プラザ合意があり、
急激な円高不況に陥りました。
そのため、日銀は金利を下げ、
低金利となりました。
でも、当時の低金利というのは
4%台であり、
1%を割るようになったのは、
2000年代に入ってからです。
いま日本は、長期金利は
マイナス金利からプラス金利へ、
そして、3%を超える
高金利時代に入りました。
それがどうした?
株とは関係ないでしょ?
為替とは関係ないでしょ?
という人もいらっしゃるでしょう。
いえいえ、金融というのは、
全てが金利をもとに
説明できるようにできています。
金利をもとに考えると、
すっきり動きが、今後が、
説明できるんです。
こうした考え方は、
欧米では中学、高校で習得します。
今後、時々、少しずつ、
のべてゆきたいと思います。
奥村尚