From:奥村尚
東京のオフィスより、、、

日本という国家は、
財政赤字であるのは、
誰でも知っていますよね。

では、
その赤字金額はいくらでしょう。

そもそも財政とは、
収入と支出(収支)で
成り立っています。

国と地方を合わせた
基礎的な財政収支を
プライマリーバランスといいますが、

この収支は、
大赤字というイメージがあるでしょう。

意外なことに、
実は大げさに騒ぐ赤字ではありません。

2025年度の赤字は本当にわずかで、
ほぼゼロといってよい水準なんです。

しかも、今年度は税収増によって
黒字が達成できる可能性が
強くなっています。

(2026年7月内閣府試算)
G7ではベストです。

でも、赤字にも
フローとストックがあります。

今の話は、
2025年度および2026年度の話で、
フローのことです。

赤字のストックもみておきましょう。

過去から積み上げてきた
累積赤字ということになります。

プライマリーバランスの
累積赤字があると良いのですが、

政府(財務省)の統計では
発表されていません。

国家の累積赤字は、
普通国債の残高をみると、
本年度末で1145兆円(財務省)です。

日本の名目GDPは、
過去最高で670兆円です。

これは世界5位(IMFによると、
本年中にインドに抜かれ5位に落ちます)。
3位はドイツ、2位は中国、1位は米国です。

GDP比の借金は、
本年度の良いGDP
(見通し700兆円)を使うと、

164%になりますが、
先進国では最悪の数字です。

日本より悪い国は、
スーダンしかありません。

フローは最高に良いが、
ストックは最悪に悪い
というところでしょう。

ところで、GDPは、
国の稼ぎではありません。

あくまで、国民と企業の
1年間の付加価値のフローです。

国の稼ぎは、
そのほんの一部で、
税収は84兆円です。

この借金は、
本当に返せるのでしょうか?
絶対に無理です。

なぜなら、
固定費が大きいからです。

今年度一般会計予算では、
122.3兆円の支出総額です。

これに対し、
税収は84兆円で、
国債利払い13兆円です。

新規国債は、
30兆円となっています。
税収は、84兆円です。

わかりやすい桁にして、
家庭の生活に置き換えると、

今年2026年は、

年収840万円が収入、
生活費910万円、
過去の借金の利払い130万円

=1040万円が支出

今年新たに300万円を借り入れ

という1年を
日本政府は過ごしているわけですね。

 

奥村尚