From:奥村尚
東京のオフィスより、、、

日経平均の、
前日に対する騰落率に関して、
時々この場でも言及していますが、

ここでは、騰落率(前日比)を
みてゆきましょう。

終値ベースであれば、
過去最大の下落は、

1987年10/20日に起きた
-14.9%です。

いわゆるブラックマンデーである
10月19日のNY株の大暴落(-22.6%)
を受けた翌日の日本の相場でした。

一日でみてゆくと、
2桁%も下落したことが、
過去に4回ありました。

前日比終値ベースの
ワーストリターン4傑

1987/10/20 -14.9%
2024/8/5 -12.4%
2008/10/16 -11.41%
2011/3/15 -10.04%

それぞれの日には、
下がる理由があったのですが、

ここでは、
その理由は重要ではありません。

理由が何であれ、
一日で、終値ベースで、
それだけ下落した

という事実があったというだけで
十分なのです。

一日だけで、
2桁%も下げたわけですが、

例えば-10%になったということは、

いまに例えるなら
日経平均が7万円として、
7千円も下がる計算になります。

でも、これは終値ベースです。

瞬間最大風速では、
もっと下がっていたはずです。

そう、最安値ベースで
比較してみましょう。

ワースト4の日付は同じですが、
順位が入れ替わります。

前日比安値ベースの
ワーストリターン4傑

2011/3/15 -18.27%
1987/10/20 -14.90%
2024/8/5 -13.24%
2008/10/16 -11.41%

いやはや、大変な下落です。

たとえば安値ベースでの
2011/3/15の最大風速での下げ、

-18.27%は今に例えるなら
日経平均が7万円として、
12780円下げることになります。

なんと、一日に1万円を超える下げに
相当するような瞬間でも
起こってしまったのが、

2011/3/15という日です。

この日は、3/11に起きた
東日本大震災から
5日目にあたります。

朝6時に、福島第一原発4号機で
水素爆発が発生しました。

東京電力が
原発から撤退することを
政府に打診していたとか、

放射線が漏れて
東電社員が退避したとか、

色々なニュースが飛び込み、
水素爆発などは
TVで生中継もされた日です。

1985年以降の統計でみると、

安値ベースでのリターンは、
終値ベースでのリターンに比べ、
平均で-0.7%低いところにあります。

日経平均でいうと、
前日の日経平均が
7万円であったとして、

-0.7%というのは
490円ですから、

終値と安値の差は、
-490円ということです。

安値は何時につくかは
最後まで分かりませんが、

安値より終値は490円上がる、
という姿が平均的である、

ということが
スタッツが示すものになります。

 

奥村尚