From:奥村尚
東京のオフィスより、、、

リスクという言葉は、
一般的にも良く使われています。
一般生活でも使いますね。

おそらく、
危険・トラブルという単語と
同義で使われているでしょう。

あの山に近づくと
熊に出会うリスクがある、
とかいうたぐいです。

経済ではもう一歩踏み込んで、
不確か、不確実性のことを指します。

たとえば、
銀行から住宅ローンを借りるとき、

変動金利を選ぶと
金利上昇リスクにさらされます。

あまり長期で借りると、
定年後も返済が続くという、

給料がない中での
不確かな事象を
返済リスクなどと表現します。

なにか新しいことに
チャレンジするには、
失敗のリスクを恐れずに、、、

などという使い方でも分かる通り、
一般の使われ方は、

トラブルになる・問題が発生する
可能性が高まる
という意味合いであって、

数字で示すような
使い方ではありません。

ただ、金融分野においては、
リスクは不確実性の尺度であって
測定可能で数字で示せます。

価格変動は、
リターンとして定義しますが、

そのリターンのぶれの大きさを
標準偏差として計算したものを
リスクと定義しているのです。

試しに、この半年の
NYダウとNK225の比較を、

リスクとリターンという尺度で
数値化してみます。

2026年1月5日から6月29日までの
NYダウ、NK225の推移は、
このようでした。

年初を100とすると、

NYダウは、
半年かかって106.54でした。

つまり、半年でのリターンが
6.54%です。

NK225は、134.02でした。
半年でのリターンは、
34.02%ですね。

リターンは、
(NK225 34.02%: NYダウ 6.54%)
ですので、

この半年では、
NK225はNYダウの
5.2倍あったことになります。

リスクは、
リターン系列の標準偏差を
計算すると数字がでます。

NYダウは0.86%、
NK225は2.06%でした。

リスクは、
(NK225 2.06%:NYダウ 0.86%)
ですので、

この半年では、
NK225はNYダウの2.4倍のリスクが
あったことになります。

この2つの指数を図示してみると
わかりやすいので、
XYグラフでみてみましょう。

x軸にリスク、y軸にリターンでプロットします。

NYダウは
ローリスクローリターン

NK225は
ハイリスクハイリターン

という構図になっていますね。

数字で示すと、
グラフでも示せて、
非常にわかりやすくなりました。

 

奥村尚