10月の下落を眺めて分かる事
From:奥村尚
東京のオフィスより、、、
10月に日経平均は
一時1日で3,300円以上暴落し、
3週間で8400円以上も下落する
場面がありました。
この下落が過去と比べてどうか、
(まれなのか、普通なのか)
調べてみます。
1 下落幅
1日の下落額「3,300円」や、
短期間での「8,400円安」という
絶対的な値幅(金額)の大きさは、
日本の株式市場の歴史において
最上位です。
過去のリーマンをしのぐほどでした。
でも、これはよく考えると
当たり前です。
日経平均が1万円とか、
せいぜい2万円のときは、
6300円も下がりようがないのです。
2 下落率
日経平均に対する下落率で見ると、
下落幅ほどのインパクトはありません。
短期間で12%ほど下げたのですが、
2024年8月には、一日で-12.4%
ということがあります。
そんな記録と比べると、
この10月の下落は、
せいぜい普通の相場の中で
起こる程度の下げとも言えます。
ただ普通としては、
最大級であった、という程度の
理解でよいと思います。
3 単なる調整か
日経平均は、今年1月は
5万円程度でした。
それが6月20日には、
7万円を超えました。
今年の推移を
確認してみてください。
終値ベースでプロットしています。

半年もたたずに、
40%も上昇するのは
異常なことです。
市場は価格の発見機能とともに、
行き過ぎたときの
自動調整機能ももっています。
上げすぎたときには、
下落して調整するものである
ということです。
今回の下落は、
10月7日に始まっています。
10月27日にようやく
下落が止まった感じがあります。
10/6 70684 →10/26 62190
今後は?
いつも見慣れているチャートでも
補助線ひとつで、
見え方が大きく変わるものです。
今回は、入射角と反射角の
考え方をご紹介します。
天井をabc
底をABCとして
線を引きます。
天井から底に、あるいは、
底から天井への角度で、
線を引きます。
こんな感じになるでしょう。

引いた線を鏡にたとえると、
光が入射して、
反射するかのように見えるはずです。
そして、
入射角と反射角は
等しいことがわかります。
c->C への下落が、
10/6 70684 →10/26 62190
ですね。
今はCから上昇する局面ですが、
落ちてきた角度と同じ角度で
上昇していくと考えられます。
ただし、
cまで上がる期待は
過大でしょう。
まぁ、しかし、
半分だけ戻るとすると、66400円。
その1/3だけ戻るとしても、65000円。
20日かけて下げた株価ですが、
(期待としては半値戻しの)
66400までは、
10日で戻すことを考えてもよいか
と観ます。
チャート分析が好きな方は、
A-B-Cと、
底が切りあがってきていることも
わかると思います。
三番底がCです。
悪くない形になってきましたね。
あまり普段は私、
チャート分析はしませんが、
傾向を見るためには、
役に立つ考えであると思います。
奥村尚