From:奥村尚
東京のオフィスより、、、

1949年5月16日から
(戦後の東証が)
商いを再開して以来

77年が経過し
来月で78年目を迎えます。

再開直後の時点では、
上場会社は495社でした。

この495社の
(最初から上場していた)会社は、

すべて戦前・戦中から
取引されていた企業ばかりで、

戦争で中止されていた期間を終え
再開したものでした。

この495社の内、
現存している会社は232社あります。

当初は、個別の株式の価格だけが
公表(終値が新聞に掲載)
されていたのですが、

市場全体を示すものへの
ニーズが強く、

東証が『東証修正株価平均』を
開発します。

これが日経平均のルーツで、
1950年9月7日から
公表されています。

1949年から公表し始める日までの
1年4か月弱の期間の平均株価は、
あとから遡及されたものです。

当時の『東証修正株価平均』は
株価を単純に平均するものですが

普通に考えると、
上場全銘柄の終値を平均するのが
株価平均になります。

でも当時、上場銘柄すべてが
毎日商いがあるものでもなく
(今だってそうですね)

つまりは、
値もつかない事が多い銘柄
があったのです。

それに当時は
電子計算機は日本には
存在していませんでした。

米国でも、最先端の
軍事機密だったのです。

1950年といえば、
米国が軍事目的で
世界最先端の真空管式の

電子計算機EDVACを
運用していた時代です。

原爆設計や
砲撃弾道計算のために
使われましたが、

6千本の真空管を使う規模で、
45平米の設置面積
(28畳に相当する広さ)に設置され

30人態勢、8人交代で
運用されていました.

(FX攻略.com 連載
『人工知能と.相場と.コンピュータと』
(著者執筆)より引用)

当時日本には電子計算機は
存在しないわけですが、

銘柄数が多いと
平均を計算するのは
至難の業で、

何人もの人が検算を兼ねて
そろばんを使っていたのでしょう。

ですので平均株価の計算は
知恵を絞って、
銘柄数を絞ったのです。

東証が上場銘柄から
流動性が高い(=毎日値が付く)銘柄を
全業種からバランスよく選定し、

東証の代表選手としました。

このとき絞った銘柄数は
(たまたま)225銘柄であって、
今もそれを受け継いでいるわけです。

東証に初めてコンピュータが
導入されたのは1955年2月ですから
数年あとの話となります。

東証の営業日で言うと
今年4月28日(昨日)で
20794日が経過しました。

日々計算されている日経平均も
20794回の終値がありますね。

毎日の騰落率が
計算できるわけです。

この中から今回は、
Worst10とBEST10を
一覧してみましょう。

騰落は値幅ではなく
比率で計算しています。

これをみると下落と上昇は、
順位が同じであれば、

大きさ(の絶対値)も
同じようなものであることに
気が付くでしょう。

つまり、

上昇時と下降時のふるまいは、
対称のように見える

ということが
ぼやっとわかってきます。

(つづく)

奥村尚