From:奥村尚
東京のオフィスより、、、

いま、まさに
大相撲九州場所が真っ盛りです。

横綱が二人もそろう場所は
今年の名古屋場所(7月)から
始まりましたが、

しばらく一人横綱が続いていたので
4年ぶりのことでした。

人気も一気に上昇したようで、
どの場所も連日満席。

チケットも入手困難になってきていて
昨年からは、コロナ以降続いていた

2人分の料金で使えた
マス席は廃止され、

必ず4人分を
とられるようになっています。

さて、横綱の勝率は、
どのくらいあるのでしょうか?

データシートが手元にあるので、
戦後に入門し、かつ引退した力士を
母集合として、

横綱になってからの勝率を
調べてみました。

41代 千代乃山から、
73代 照ノ富士の、
総勢33名の横綱が該当します。

横綱になってからの勝率ですから
かなり高いはずですね。

平均 73.27%(0.7327)の勝率でした。

1場所 15勝負ありますので、
平均的な横綱の勝ち星は
0.7327 * 15= 11

つまり、11勝(4敗)が
平均的な横綱の期待値です。

平均的な横綱が
全勝できる確率は、

0.7327^15 = 0.0094=0.94%
でした。

106場所に1回の確率で生まれる偉業
ということになります。

現在は、年間6場所あるので、
106場所つとめあげるには、
17. 7年かかります。

しかも、
17年も横綱をつとめあげた力士は
ひとりもいません。

在位年数の最高は白鵬の14年、
全横綱平均5年です。

勝率 73%というのがいかに難しいか、
その難しい困難を達成しても、

全勝というのが
いかにさらに難しいか、
ということがわかると思います。

こうした考え方が、
トレードに当てはめることもできます。

トレードの場合、勝率だけではなく、
一回あたりのリターンと
所要期間も計算できますので、

勝ち負けに対して、
±のリターンと投資期間を
一覧したうえで

・勝ち負けの確率
・勝った時のリターン平均
・負けたときのリターンの平均

をまず計算すると、
客観的な数字になります。

まず、勝率が50%以下
であった場合、

あなたの今の方法は、
サル以下ということになります。

つまり、間違っています。

横綱並みの73%は
難しいとしても、

安定して6割は
超えないとダメです。

6割というと、9/15 ですから、
相撲でいうと、9勝6敗です。

番付でいえば、
小結といったところでしょうか。

立派なものですね。

勝率は高いが買ったときの
リターンが低い場合は、

売買回転数を上げるか、
一回の利食いの金額が
大きくなるまで待つ、

という戦略を加味すると、
利益は向上します。

さらにリスクと
投資期間という要素も加味することで
より精度の高い分析もできますが、

これから年末に向かって、
1年の反省をする中で、

成果をまとめて数字に落とし、
計算して確認してみる、
というのも良いと思います。

 

奥村尚