From:奥村尚
東京のオフィスより、、、

厚生労働省が発表している、
生命表というものがあります。

各性別、年齢における死亡率が
現状のままと仮定したときに、

今の年齢のものが
1年以内に死亡する確率(死亡率)や
平均何年生きるか(平均余命)を表にしたものです。

その平均寿命が
年々伸びているのは
皆さんご存じのとおりです。

ちなみに、0歳の平均余命を、
平均寿命といいます。

この統計は5年に1回、
厚生労働省が正確なデータをもとに
発表しています。

2020年のデータが
直近値最新のものですが、

それによると、平均寿命は、
男 81.56歳、女 87.71歳です。

完全生命表と呼ばれるものですが、
それをもとに推移グラフをみておきましょう

男女別としていますが、
順調に上昇していることがわかります。

1955年を境に、
それまでは急激に伸びていた寿命が、
ゆっくり巡航速度に移行したことがわかります。

これは、明らかに
太平洋戦争の影響です。

この1955年が、
終戦の終わり、平和の始まり、
ということになるのでしょう。

さて、同じデータをもとに、
10%の確率で、何歳まで生きるのか?
という数字も確認できます。

つまり、

です。

男95歳、女99歳です。

この年齢を迎える人は、
10%いるわけですね。

これをグラフにすると、
こんなふうになります。

いきなり死亡率が上がるのが
男88歳、女93歳までです。

最近、いろいろな局面で、

もう年だから投資をやめる、
という方々の話を聞きます。

年齢をきくと、
70歳とかなんです。

本人が思っているより、
まだまだ、先は長いわけです

まだまだ、投資を続けるのが
よろしいのではないか、と思う次第です。

奥村尚