テスラから考える米ハイテク株
From:奥村尚
東京のオフィスより、、、
現在、日本最大の
時価総額を誇っているのは
トヨタです。
10月19日の時価総額は
45兆円。
世界の販売台数
年間約1050万台(レクサス含む)、
車種は40種類にもおよぶ、
生産台数世界最大の自動車会社です。
一時期、半導体のキオクシアが
トヨタを時価総額で
上回る局面が今年発生しましたが、
ハイテク株の下落で、
キオクシアは日本5位に後退。
その上は、
4位アドバンテスト
3位ソフトバンクG
2位MUFG
があります。
では、
世界最大の企業価値をもつ
自動車メーカーはどこでしょう?
テスラですね。
時価総額 1.4兆USD(226兆円)。
これはトヨタの5倍です。
テスラの世界販売台数は
163万台。
車種は、商用トラックを入れて
4車種です。
トヨタの販売台数は、
テスラの6.4倍、
車種は10倍。
車1台当たりの利益は、
2270USD(テスラ)、
34万円と、ほぼ同じ利益です。
なのに企業価値は、
テスラはトヨタの5倍もある。
この違いは、何でしょう?
PERです。
テスラは300倍。
トヨタは、10倍。
自動車会社は、
一般に薄利多売なので、
ビジネス的にうまみがなく、
PERが20倍を超えることは
ありません。
ところがテスラは、
300倍もあります。
利益の300倍も
買われているんです。
言い換えると、
今は車1台当たりの利益は
トヨタと同じだとしても、
将来の期待が大きい。
ということです。
実際、
テスラはEVしか作りませんが、
昔作った車も
リモートでアップデートに対応し、
自動運転を中心に
進化し続けています。
windowsや
iphoneみたいですね。
これは魅力です。
2020年に、
テスラの時価総額は
トヨタを抜いたのですが、
テスラは2020年を含めて
一度も黒字を計上したことは
ありませんでした。
テスラが上場したのは2010年。
それ以降の上昇を
見てみましょう。
2010年6月30日から今まで、
何度か分割を行って
希薄化していますが、
当時のテスラは1株換算で
1.58ドルの価値しか
なかったのですが、
この通り、
今は当時の224倍
上昇しています。

利益がなかった時代でも、
これだけ上がったのには、
理由があります。
何かやってくれる、
という期待です。
EV専業で、
その勢いで蓄電池なども
家庭に普及させましたが、
結局、
ハイブリッドで先行した
日本式の充電プラグは、
テスラの規格に敗北しつつあります。
その昔、
ネットワーク社会で
NTTが先行したINSは、
米国ペンタゴン規格の
TCP/IPにあっという間に
滅ぼされたのと似ています。
今後テスラは、
ロボットを市販します。
人の形をしたロボット
Optimus(オプティマス)は、
既にテスラの向上で
試験をかねて
導入されています。
Opyimusは、
精密な指先で卵を割らずに
包む能力があり、
仕分け・運搬・包装
ができます。
30kg程度の荷物であれば
持ち上げて運搬できます。
水やり、片付けなども
できるようです。
数年以内には、
倉庫や商業施設に導入され、
夜間警備、清掃を
担当することまでは、
現在の機能でも
やっていけそうです。
2030年頃には、
一般家庭に普及し、
洗濯物をたたむ、
料理や掃除をする
などができるそうです。
このOptimaは、
400万円程度で
2026年に販売される
と発表されていましたが、
今年は、
テスラの工場の労働力として
量産に入り、
このフィードバックをした進化版は
一般向けとして2027年に販売する
としています。
そして、2028年には、
イーロンマスクが経営する
もう一つの会社、
スペースXとの
共同開発の自動車が
販売されます。
先週末に公開した、
スペースXと共同開発した
ロードスターを
ニュース映像で
見た方もいらっしゃるでしょう。
空を飛び、
空中回転まで行う
スポーツカーです。
僕もニュースで見て、
ひっくり返りました。
3つのバージョンがあって、
来年出るのが
Performance
0-60mph(時速96kmまでの加速)は1.9秒、
最高速度370km/h
1500馬力のEVです。
これは、標準仕様の
「普通の」EVですが、
この車が世界一速い
量産車となります。
予想価格は
25万USD(4000万円しない)
というもの.
Thrust
spaceXの
ロケット技術を取り入れて、
噴射装置が4基ついています。
前方向に爆発的な
ロケット加速をもたらし、
車体を路面に押し付けます。
0-60mph加速は
1秒未満(約0.81秒)
だそうです。
予想価格は
35万USD(6000万円しない)
というもの.
この二車種です。
Rocket
噴射装置は10基ついています。
車体を上に浮かせたり、
空中の姿勢制御もできます。
映像でデモ走行を
していたのがこれです。
運転手はスタントマンではなく、
Optimusでした。
これは公道走行の認可は
受けていない
と明言されています。
招待者のみが購入できます。
予想価格はわかりません.
噴射ガスは
5秒で空になりますし、
最充填には、
数時間かかるそうです。
昔、マッハGoGoという
アニメがあったのですが、
空中に向けて
タイヤの下側から
足を出して踏み切り、
ビョーーンと飛ぶ
車がありました。
あれそっくりでした。
そんな車、
トヨタが開発するわけ
ないですよね。
そう、
ヨタはやらない、できない、
何かすごい事をやる会社。
そこに期待があって、
買いたい気持ちが強くなっているのは
テスラです。
米ハイテク株は、
こうした面があるのですね。
奥村尚