下げ3日
From:奥村尚
東京のオフィスより、、、
下げ3日、という
相場の格言があります。
正確には、
上げ100日下げ3日
といいますね。
長い時間かけてあげてきた株価でも
下落するときはあっという間
という例えです。
だから、100日とか、
3日という数字に(本来は)
意味はありません。
とはいえ、
長く伝えられてきた
格言なのだから、
3日連続で下げる事が、
どれだけあったのかを
調べてみましょう。
終値ベースで、
突出して大きな下落が
3営業日連続で起きるケースです。
DBから機械的に
スクリーニングする以上、
突出して大きな下落というのは、
どう判断するのかは
重要なキーとなります。
ここでは、過去のリスクを測定し、
2σを超える大きな下落
と定義しました。
(σ=0.0118なので、2σ=0.0236として計算)
2001年以降2026年3月6日までの
日経平均からスクリーニングすると
こうなります.

過去25年間で、17回発生。
年に0.7回弱の頻度、
1.5年に一回の頻度で起きる
という結果となりました.
大きな下落の単発だと、
もっともっと頻度が上がるのですが、
3日連続となると、
ものすごく頻度が
少なくなるのです。
特に、10日連続ともなると、
過去最大の連続で、
1回しか起きていません.
そう、パンデミックの恐怖が
先行した時期でした。
そのほかは、大きな下落としては
せいぜい4日連続が最大となります。
頻度は、
3日連続下落した回数は8回
4日連続下落した回数は8回
で拮抗しています。
連続4日を超える大きな下げは、
過去1回しか起きていないので、
下げは連続4日、が事実上のMAX
と言ってよいでしょう。
連続3日の下げだって、
非常に低い頻度なわけですし。
下落した理由は、
それぞれの時々で異なります。
しかし、こうした下げでは
共通して言えることもあります。
まったく予期していない理由が
あったということですね。
直近数年をピックすると、
2025年4月 相互関税
2025年3月 追加関税
2021年1月 コロナ再拡大
2020年3月 コロナ拡大
といった具合。
あまりに突然に起きるものだから
狼狽して、ひるんで、
つい売りから入る
という
条件反射が起きるのでしょう。
2026年は、3月から始まっている
中東における軍事作戦で
大きく下落していますが、
まだ3日連続の下落は
発生していません。
この表をつかって、
それぞれの下落に関して
個々に調べると
総合下落率
短期下落率推移
諸外国の状況
前後の経緯
その後の回復に要した日数
などなど、
いろいろな事がわかります。
共通項をまとめあげることも
できるでしょう。
興味がある人は、
チャートだけでも
眺めておくと良いと思います。
奥村尚