キューバ危機時の日経平均推移
From:奥村尚
東京のオフィスより、、、
いま、世界のトピックは、
大半が米国発になっています。
特に今年に入り、
ベネズエラに対する
米国の軍事作戦は、
世界に少なからぬ
ショックを与えました。
今後、キューバやコロンビアに
フォーカスが移ってゆく
感じもありますが、
少なくともキューバに関しては、
最も核戦争に近づいた
13日間が歴史に刻まれています。
今回はその時期を
日経平均で相場をみながら
おさらいしてみましょう。
1962年10月14日(とされています)
米国の偵察機が、
キューバ国内にミサイル基地を
建設中であることを発見します。
その基地には、
ソ連製ミサイルを
運び込んでいることもわかりました。
これを事実として
米政府が確認したのが15日です。
キューバからマイアミまでは
200kmですし、
NYまでであれば
当時のミサイル技術でも
射程距離に入るので、
米国はキューバを
海上封鎖します
(これは、国際法では戦争行為とされています)
この日が10月22日です。
当時米国大統領は
JFケネディでした。
当時のソ連のトップ(首相)は
フルシチョフです。
核弾頭を積んだミサイルであったのか否かは
明らかではありませんが、
ソ連から秘密裏に持ち込んでいた
ミサイルを構成する武器の撤去のかわりに
キューバへの不侵攻を約束する
というディール外交交渉で行います。
交渉が完了したのが 10月28日。
この事件をきっかけに、
米ソ間の緊急連絡手段(ホットライン)が
設けられました。
また、
核実験禁止条約などの動きも
スタートしました。
この間の、
日経平均をみておきましょう。

□で囲った部分が
今回の下落の期間です。
だいたい、
4%程度の下落です。
ちなみに、
昨年4月のトランプ大統領の
関税ショック時は、
日経平均は
3日間で13.3%も下落しました。
戦争が起きたわけでもないとはいえ、
核戦争覚悟での
ギリギリの交渉が行われた割には、
小さな下落で
済んだことがわかります。
交渉の中身が
世界に漏れていたとしたら、
この程度の下落では
済まなかったことでしょうね。
奥村尚