From:奥村尚
東京のオフィスより、、、

なんだか、なんとなく、

日経平均が
前日比1000円の大台を超えて
昨日より安くなったことが多いよねぇ、、、

と感じる人は
たぶん多いのではないでしょうか?

実際今週は
月曜にあったばかりですね。

こんなに多かったっけ?
と私も思ったので、

少し前にさかのぼって、
調べてみました。

今回は、安値ベースで、
一年に何回、前日比-1000円を超える
安値が起こったか、です。

一瞬でも前日比-1000円を付けたら
その日は大台安値が発生一日、
とカウントしました。

あくまで安値ベースであって、
終値ベースでは前日比-1000円を超えて
安いとは限りませんので、

その点、ご注意ください。

2012年から
1年単位でカウントしています。

さっそく、みてみましょう。

いかがでしょうか?

2024年から、
明らかにそうした日が増えました。

2024年は12回。

今年、2025年は、
まだ1カ月残っていて、
既に15回です。

2023年までは、
一切起きないか、ほとんど起きなかったのに。

例外的に、
2020年は結構あった(7回)じゃないか、
とも言えますが、

この年は過去類をみないパンデミックのため
株価が乱高下しやすかったわけであって、
特殊要因でしょう。

2008年リーマンショックの時でさえ、
1回しか発生していませんし、

2011年の東日本大震災の年も、
1回しか発生していないんです。

理由は、なんでしょうか?

トランプ大統領の方針で下がる
という事は確かに増えてきた感じはありますが、

今年だけで15回も
1000円安が起きた説明にはなりません。

先月(11月)は4回も起こっていますが、
明らかにトランプ大統領は
関係ありませんね。

こうなった理由は、
よくわかりません。

どうすればよいのでしょう?

これだけは言えます。

今は強気相場であるから、いちいち狼狽せずに、売り急ぐ必要はない

のです。

もう一歩すすんで、

どうせ戻るのなら、下がった時に買えばよいのでは?

一理あります。

でも、昨年の8月のように、
連日 1000円超えの下げがおきたら
どうしますか?

大損しますよね。

なかなか、難しいものです。

でも、昨年来
こうした下落が起きたのは、事実である

ということはいえますし、

今後も、
こうした下落はおきるだろう

ということでしょう。

 

奥村尚