東日本大震災の時の暴落相場
From:奥村尚
東京のオフィスより、、、
今回は、東日本大震災時の
暴落相場について、
お伝えしようと思います。
2011年3月11日、
この日は金曜日でしたが、
かなり大きな地震が発生しました。
日本国内の観測史上最大の
マグネチュード9.0でした。
これがもし地震だけであれば、
相場は短期の下落で
済んだことでしょう。
この時の相場をみておきましょう。
地震発生前日から、
その後の最安値をつけた翌日までを
期間として取っています。

地震は金曜日の夕刻に起きたので、
翌週からは、
大きく相場が下落しています。
3月15日には、安値ベースで
7862円(地震前の-25%)
まで下げました。
25%という数字のが、
どれだけ大きいか、
今の相場に当てはめると
理解しやすいと思います。
日経平均5万円とすると、
-25%というのは-12500円であり、
37500円です。
安値ベースはいえ、
たった2営業日で起こったわけです。
いまに例えると、
5万円から一日で6千円づつ下げ、
ついには37500円になった、
という相場に相当します。
かなりの恐怖を覚える
暴落と言えましょう。
これだけの下落を金額で示すと、
もし、今この下落が起きたら、
東証プライムの時価総額は
1128兆円(1025年10月末)なので、
その25%=280兆円の価値を
失うことになります。
国家予算は115兆円ですから、
2.5年分の予算が吹っ飛びます。
なぜ、この時、
ここまで下げたのでしょう?
地震と同じ3月11日に発生した
津波の被害は大きかったのですが、
相場をみると、3月14日の下落は、
翌日である15日のそれに全く及びません。
では、3月15日は、
何があったのでしょう。
福島原発4号機が、
水素爆発を起こした日です。
安全であるはずの原発が、
爆発を起こしたわけですから、
全国民がびっくりしたはずです。
事件も事件、大事件です。
首都圏は電力の4割を失いました。
首都圏で水道も止まりました。
首都圏で計画停電もあり、
1カ月近く続きました。
原発周辺の住民は
避難を余儀なくされました。
こんなことがあったわけですから、
25%くらいの下落は
おきて仕方ないですね。
ここまで被害が
あらわになってはじめて、
25%もの下落がおきたのだ、
ともいえると思います。
奥村尚