実例で見る、売りの判断とその理由
From:奥村尚
都内のオフィスより、、、
おはようございます。
奥村です。
大統領選から、はや1週間。
相場も激震から激伸へ、ものすごい変わりようですね。
大統領選のような相場の場合、
事前にいくらまで下がるか(上げるか)、
下げたその後どうなるか、
明確にシナリオを組み立てると、成功しやすくなります。
先週、このブログでも少しだけ触れましたし、
僕が主宰する塾のfacebookでも買いの商品や
タイミングをサポートしましたが、儲けていただけたようです。
さて、先週にお伝えしたように、売りについて書かせていただきます。
売るからには理由がありますね。
ひとつは利食い、もうひとつは損切です。
では、どれだけ高く(安く)なったら、売ればよいでしょう。
みなさんは、どうやって判断されていますか?
僕の推奨銘柄であれば、
目標株価とその達成可能性が数値化されているので
わかりやすいのですが、それがなくっても、大丈夫。
実例で説明しましょう。
簡略化するため手数料や税金は考えません。
* * *
例1.
 2月17日に1000円で東証一部のA社株を買いました。
4か月後の6月16日にA社株は1100円になりました。
今1100円で指値で売れるものとします。
<計算>
(1100-1000)=100円が利益です。
収益率は、100円÷1000円=10%ですね。
4か月(3分の1年)で達成できるのですから、
年率に直すとその3倍、30%になります。
<判断>
売り、が良いと思います。
年率30%は十分に利益があると考えてよいので
売る価値がある、と判断できます。
* * *
例2.
 A株はもっと上がると思い6月16日に売らず
10月16日まで待ってみました。
10月16日は1010円になりました。
<計算>
(1010-1000)=10円が利益です。
収益率は、10円/1000円=1%ですね。
5か月(5/12 年)で達成できるのですから、
年率に直すと(12/5 掛けて)2.4%になります。
待つか?売るか?迷いますね。
<判断>
 売り、が良いと思います。
「あぁ、6月に売っておけばよかった」
5か月も株式をもって2.4%しか利益がないのはものたりない。
それでも損が発生しないうちに売る価値がある、と判断できます。
* * *
損が発生するケースを考えてみます。
例3.
A株をずっと持ち続け、11月16日に950円になりました。
<計算>
(950-1000)=-50円が利益(つまり損失50円)になります。
損をしている東証1部株はTOPIXと比べてみます(TOPIXは実数をいれました)。
         topix  A株
 2月17日 1282  1000
 6月16日 1241  1100
10月16日 1352  1020
11月16日 1401   950
2月27日を100とすると、こうなります(指数化といいます)。
         topix  A株  差(%)
 2月17日 100    100    0
 6月16日 96.8   110 +13.2
10月16日 105.5  102  -3.46
11月16日 109.3   95 -14.3
<判断>
売り、が良いと思います。
株式が市場平均に-10%以上負けている場合、
通常は売り、と判断してよいでしょう。
* * *
いかがでしたか。実は最後の例3には続きがあります。
特定の銘柄Aが市場より大きく下げてい場合、
それはA社固有の理由で下げていると判断できますね。
その理由が瞬間で終わるのか
長期化しているかを明確に特定することもできます。
また、僕の推奨銘柄の場合は到達株価と
その到達可能性を数値にしているので、
売りの判断は容易です。
こうしたトピックは、また別の機会にしたいと思います。
それでは、次回をお楽しみに。
奥村尚
PS.
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